本文へジャンプ
 


  わたしたちは神の家族

救い主がお生まれになった

牧師 島田 進

 東日本大震災後に、2度目のクリスマスを迎えました。同じこのとき、慣れないところで不自由な避難生活を過ごしておられる方々、家族や財産、仕事を奪われて、未だに生活の目途が立たず、希望や喜びをなくしておられる方々が大勢おられると思うと、心が痛みます。
 私たちは、主の慰めと励まし、喜びが豊かに与えられますようにと、被災者、被災教会を覚えて、これからもお祈りしつつ復興支援の働きを進めてまいりましょう。

さて、11月最後の日曜日午後、クリスマスを迎えるために、青年の方々が教会集会室をきれいに飾り付けしてくださいました。また、アカシアグループ(壮年グループ)の方々は、教会入口の門の両脇の大きな木や塀にイルミネーションを取り付けてくださいました。
 イルミネーション(照明・解明・装飾)、イルーミネイトとは、明るくする、照らす、飾るということです。自分を飾ったり、明るくするのでなく、隣人を明るくするのです。クリスマスの恵みを一人でも多くの方々に知っていただき、その喜びをご一緒に分かち合いたいという祈りや願いから、これらお迎えする準備を一生懸命に担ってくださいました。
 数日後、早速、イルミネーションを見に来ていた二人の幼い女の子とお母さんに出会いました。「わーっ!きれい~」という女の子たちの声を耳にして、暗い世相の中にいるけれど、負けないで明るく生きてねと、心の中で主に祈りました。
 クリスマスは、ユダヤの地ベツレヘムの貧しい家畜小屋で、イエス様が、私たち皆の罪をあがない救うために誕生されたという出来事です。
 救い主誕生の夜、天使の御告げを聞いてこの出来事を知った羊飼いたちは、すぐに出かけて行き、救い主誕生の喜びを最初に手にしました。彼らは、当時の社会では蔑まれた人々でした。
 また、占星術の学者たちは救い主誕生を知って、東の国からはるばるとエルサレムに来ました。ヘロデ王が、メシアはどこに生まれることになっているかと祭司長たちと律法学者たちに問いただし、彼らは聖書からベツレヘムだということを解明しました。しかし誰も出かけませんでした。東の国から来た占星術の学者、異邦人だけがベツレヘムへ出かけて行き、救い主イエス様に出会いました。
 このようにイエス様誕生時のイスラエルの民は、自分たちは神に選ばれた民だ、立派だと思い上がり、その結果、クリスマスの招きを拒絶し闇の中に留まり、喜びに与ることができませんでした。
 今もイエス様はすべての人を招いておられます。その招きに応える人は誰でも、救いの恵みと喜びをいただくのです。