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 211日は「建国記念の日」です。「建国記念日」ではありません。建国記念の日は1966(昭和41)に「建国をしのび国を愛する心を養う」ためにと国民の祝日として制定され、期日は、1873(明治5)から1948(昭和23)まで紀元節として祝われた211日と決定されました。 紀元節は、『日本書紀』に拠る神話とされる神武天皇即位の日(紀元前66011=太陽暦で211)をもって日本を建国し歴史(皇国・皇紀)が始まったとする祝日です。明治政府はこの紀元節の日に大日本帝国憲法の発布(1889年、明治22)を行ない、また日露戦争開戦日(1904年、明治3728)もこの紀元節の頃でした。
 建国記念の日を、かつての紀元節と同じ211日とすることに多くの人々から問題点や疑問が出され紛糾しました。しかし政府・与党は建国記念日ではない。「建国された日とは関係なく、建国されたことを記念する」建国記念の日であるとし、211日を強行しました。

 私は歴史研究家ではありません。歴史にはむしろ疎い者ですが、「建国をしのび国を愛する心を養う」ためにというこの建国記念の日の理念を大切にしたいと思います。


 1945(昭和20)8月15日、あの太平洋戦争に敗北して「大日本帝国」は滅びました。その後に新しく建国したのが「日本国」です。現在の私たちの日本です。かつて2月11日を紀元節としていた「大日本帝国」は滅亡しました。滅亡の事実と「日本国」が新しく誕生した事実を認めて受け入れ、「日本国」を建国したことを、私たちは「建国記念の日」にしのび国を愛する心を養っていきたいと願います。
 天皇は神聖にして侵すべからず。天皇を元首、主権者とする「大日本帝国」が滅び、新しく国民を主権者とし、その基本的人権を守り、平和を築いていく「日本国」を建国して、その憲法を公布(1946年、昭和21年11月3日)し、施行(1947年5月3日)しました。
 99条には「天皇又は摂政、及び国務大臣、国会議員、裁判官、その他の公務員はこの憲法を尊重し擁護する義務を負う」とあります。この憲法が制定されて66年経ちますが、国会議員の多くから、時代や現実に合わないとか、アメリカから押し付けられた憲法だとして、改正を強く主張します。しかし、残念ながら、まだ一度もこの憲法が護られたことがないのではないかと思ったりもします。
 今日、日本国には海外から多くの方々がおいでになり、共に学び働き生活しておられます。この方々からも日本国民になりたいと願われるような日本国を築いて行きましょう。
 「万物の終わりが迫っています。だから、思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい。何よりもまず、心を込めて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです」(Ⅰペトロ4:7,8)