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 ゴールデン・ウィークを迎えていますが、お元気でお過ごしですか。今の季節は一年の中でもとても過ごしやすく、自然もひときわ美しいときです。まさにゴールド、黄金のような価値あるときですね。
 聖書の中にも「ゴールド・黄金」と名付けられたものがあります。新約聖書『マタイによる福音書』5章、6章、7章は、山の上でイエス様がお話された教えがまとめられているというので、「山上の説教、山上の垂訓」と言われている部分です。
この山上の説教の中の7章12「だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である」は、キリスト教倫理の根本原理を最も的確に表現しているということで、18世紀の頃から「ゴールデン・ルール(Golden Rule)・黄金律」と呼ばれるようになりました。
 
「他人からしてもらいたいと思うことを、他人にもしなさい。」これは現代人が皆、忘れている大切な教えではないでしょうか。現代人は「自分にしてもらいたいと思うことを、遠慮なく他人からしてもらいなさい」です。いつも自分が中心にあって自己主張が強く、自分にしてほしいことを遠慮することなく他人に強く求めていく時代です。私はあなたにはこのようにしているから、あなたは私にこうすべきだ、しなければおかしいというように強く主張し、ますます人間関係がぎくしゃくして煩わしくなり、ついには破綻さえしてしまいます。
 また、困っている人、助けを必要としている人を見ても、できるだけ見ないふりをして行き過ぎてしまいます。助けてほしいと自分に助けを求めていることを知っても、疲れるから、損するから、面倒だから、関わりたくないから、笑われて恥ずかしい。できない理由が次々と出てきます。
 このような社会の中に生きていて、イエス様の黄金律「人からしてほしいこと何でも、人にせよ」は、時代を超えてどこの国でも、ほんとうに大切に実行されなければならない教えではないかと思います。
 人を憎んだり、だましたり、殺めたりすることがなくなり、どんな人とも助け合い分かち合う仲間、家族となると思います。これは理想だ。空想と思えてしまいます。
 しかしこの御言葉のすぐ前は「求めなさい。そうすれば、与えられる。‥‥だれでも、求める者は受け」るというイエス様の有名なお言葉があります。
 とても私にはできない!と思うことは、遠慮せず神様に求めよ。だれでも求めれば与えられる! 受ける!と「ゴールデン・ルール」を生きられたイエス様が言われました。少しでも、社会が良くなるためにも、近隣諸国との関係が改善するためにも‥‥。