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 秋はいろいろなスポーツのイベントが開催されます。駅伝やリレー競走では、自分の競技区間を走り終えた走者が次の走者へと、「たすき」や「バトン」を渡しては、次から次へと競技が継続されていきます。同じようなことが、私たちの信仰生活にも見られるのではないでしょうか。
 11月には、聖徒の日「召天者記念礼拝」と、教会に連なる子どもたちに対して神様の祝福を祈り願う「子ども祝福式」が守られます。これらは信仰の継承という点でも、大きな意義があると思います。

 信仰生活を果たし終えた方々が、神様のみもとに召されていきます。地上に残された足跡、賜わった数々の交誼を想い起こすとき、私たちに生きる示唆や力が与えられます。また、あのような素晴らしい方々が迎えられた天国に私も行きたいと、おのずと強く願わずにはおれなくなります。ここに信仰を受け継ぐという意味で、「召天者記念礼拝」の大切さを気づかされます。

 また、私たちは信仰の大切さ、すばらしさを知れば知るほどに、それを次の世代に、子どもたちや若者たちに伝えていきたい。信仰を育てていきたいと、祈らされます。自らの信仰生活を築き上げることを志し、子どもを喜び、祝福する心と熱き思いとは、信仰を継承していくことにつながり、とても大切なことであります。

 さて、駅伝、リレー競走では「たすき」「バトン」はとても大切なものです。たとえ1番で完走したとしても、これがなくては失格となります。では、信仰の継承に無くてはならない「たすき」や「バトン」とは、いったい何でしょうか。
 マタイ福音書281620(60)で復活のイエス様は弟子たちに、すべての民に「父と子と聖霊の名によって洗礼を授け」、弟子たちに命じておいたことを「すべて守るように教えなさい」と、命じておられます。信仰継承の「たすき」とは、「洗礼」です。
 もう一つ、Ⅰコリント書112327(314)に記されています。
 「わたしがあなたがたに伝えたことは、わたし自身、主から受けたものです。すなわち、主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、感謝の祈りをささげてそれを裂き、『これは、あなたがたのためのわたしの体である。わたしを記念としてこのように行ないなさい』‥‥。」すなわち「聖餐」です。
 信仰継承の「たすき」、「バトン」とは、「洗礼と聖餐」です。これらを受けて、私たちは信仰を継承し続け、また、主イエスが命じられたように、すべての方々が洗礼と聖餐に与っていただくために、私たちは祈りつつ福音を伝えているのです。